DD50」のリストァ(Restore)
1.前書き,資料一覧。
◆前書き 
 
 これは「あすか模型(≒深井製作所)」製の模型です。 ドロップ製の台車をはじめ後期の姿を良く表現した模型です。この模型ですが運転会のために調整をしなければ満足に動かなかった記憶がありました。 とは言え数回の運転会で運用してからは茶箱の中で眠る事に成りました。 リストァの契機はスパイクモデルから「電氣機関車用揺れ枕」を分売した事だったと思います。 しかし,この揺れ枕を採用するには伝導方式が限定されるのでこの「塗装済DD50」のリストァには不向きだと判断致しました。 結局,オリジナルのインサイドギャを生かす事に成ったわけです。 購入してから既に30年は経過しているので直しておかなくてはならない箇所に気づかず全てをリストァ出来ないまま完了してしまいました。ここで主なリストァ箇所を記すことにします(順不動): 
 
車体廻り。
「手摺り」「バッファー」「Hゴム」「汽笛」への色さし。
ナンバープレート(切り文字)および区名板貼り。
スカートへ「エァーホース」を追加。
半田付の剥離箇所を補修強化。
床板廻り。
ウエイトの補充。
ステップ(連結面側)の作り直し。
PFMサウンドシステム搭載。
DD505号機にサンウンドシステムを搭載しました。 一応,ON/OFFが出来るようスイッチを設けました。
上記のために床板に拡散孔をあけました。
台車および伝導部。
リストァのメインと成る「13mm化」を図りました。 さらに,端梁や排障器も付けました。
ブレーキシリンダーの向きが左右対称に成るように直しました。
ライトのLED化。
「ヘッドライト」ならびに「テールライト」をLED化致しました。
集電の安定化のために集電板を確保致しました。
 
 以上でレストァの箇所が把握出来たと思います。 私のリストァはこの「DD50のリストァ」でご覧ください。 リストァ作業中で感じた事は年月がたっているのに塗装がとても頑丈だった点でした。作業にはおおいに助かった事を付記しておきたいと思います。 
 
◆リストァ出来なかった箇所。 
 
「塗装済み完成品」だったのでこの箇所はリストァ出来ませんでした。
   
連結面側妻が車体にズレてハンダ付けされている。   踏み板がまっすぐにハンダ付けされていない。
 
 その他のリストァについては引き続きこのサイトを閲覧願います。 疑問などございましたらメールにてお知らせ下さい。  
参考資料
製作には以下の資料を参考にしました。
No. 西暦 通巻 趣味誌名 内容 筆者,編者[敬称略] ページ
1 1970 ディーゼル機関車形式図 DD5045 日本国有鉄道
2 1968 5 239 鉄道模型趣味 DD50製作記 並木成夫 P.319
3 2004 05 248 レイル・マガジン 米原界隈撮影記 諸河 久 P.99,102
 
  
製作記 前書き,資料一覧 手直し箇所 LED 13mm化 塗装,仕上げ 完成 図面,製作図